キャバ通いが始まったのは孤独と不安からだった

夜 業界

夜

社会人になると「夜の店」に飲みに行くということがある。そのきっかけは取引先との接待だったり、上司につれて行かれたり、ストレス発散だったり様々だろう。学生時代、そういったキャバクラだの、クラブだのをむしろ嫌悪していた自分が見事ハマッてしまった経験を書こうと思う。

Contents

夜の店なんて行くのは情けない

自分は元々「大の大人が高額な金を払って、自分の娘の様な年齢の女性に会いに通うなんて情けない。」、「その金で家族や恋人にでも何か美味い物でも食わせてやればいいのに。」と思っていた。

 

ちなみに僕は、これまでに彼女は何人かいたし、童貞ではない。普通に女性と難なくしゃべれるし、女性とのコミュニケーションで不自由差を感じたことは無い。

 

だからこそ異性という面に置いて、死に物狂いで稼いだお金を女性に会う為だけに使う理由が分からなかった。僕にとってこの業界は「人生の中で無縁」だと思っていた。

 

先輩に連れられて

「キャバクラにも行ったことないのか?ダメな奴だな」「若いうちは社会勉強しとけ」みたいな感じで連れて行かれた人生初めての「夜の店」。

 

初めてで緊張してた僕にここぞとばかりにちょっかいだす先輩。当然、面白いわけでもなく「もう来る事はないなと」思いながら店を出た記憶がある。

 

人事異動、パワハラ、味方ゼロ

やがて部署移動で営業部に配属された。そこが、社内でも有名な「若手をつぶす部署」だった。「まぁ、大丈夫だろ」とたかをくくっていた自分の自信は一ヶ月程で崩壊した。

 

過去7年程で、10人の入れ替わりがあった部署の実績は早々と僕に爪あとを残した。怒られるという事は、新人の内は有る程度仕方のない事だが、内容が理不尽きわまりない。普通、部署の1人位は合いの手を入れてくれるものだが全くの無関心。

 

同調意識の強い日本の会社では嫌がらせやいじめがあれば悪い事と思いつつ、その空気の中にいるだけで、誰も何も改善しようとはしてくれない。

 

みんな僕を助ける事、サポートする事で苛めや嫌がらせの方向が自分に向けられるのではないかと危惧している様子だった。

 

仕事でもうまくいかず、転勤だったため近くに親しい友人もおらず、僕の孤独は日増しにどんどん大きくなっていった。

 

仕事と孤独は密接に繋がっていると思う。仕事がうまくいかない時ほど、孤独感は一層深刻なものになっていく。

 

しかも、深刻なのはその孤独や不安は際限なく増殖していき、本人の思考や身体を蝕む。

 

その孤独を埋めるかのように、お店に足を運んでしまった。本当は話しを聞いてくれさえすれば誰でも良かったのだろうが。

真面目なリーマン程キャバクラにはまるワナ

今になって思うのは、真面目なサラリーマン程、キャバクラでは格好の餌食になりやすいということ。自分はそんな真面目ではないが 笑

 

会社員であれば、上司は「何を考えているか?」、取引先は「今何を求めているのか?」を考える。これらが社会人経験の中で、染み付いていて無意識に出来る人間ほど危険だ。

 

相手がキャバ嬢でも、何をすれば喜んでくれるかを考えてしまう。キャバにはまった経験がある人は分かると思いますが、こっちは金を払ってサービスを受ける側なんだけど、こういう逆転現象っておこるんですよね。

 

他者の欲望に敏感で、相手の欲しい商品をすぐに見つけてきたり、相手が気持ち良くなるセールストークをしてしまう自分がいるんです。

 

しかも、社内で上司に糞のミソに言われ続けていると純粋に他者が喜んでくれると、それが演技でも嬉しくなってしまう。

 

さらに孤独や不安が一層推し進めてしまい、

真面目×孤独×不安 の相乗効果

でキャバ嬢に入れ込むようになっていく。

 

本来、キャバ嬢がこういった接客をするのが普通なんだけど、逆転構図になる。

(まぁ、上手なキャバ嬢はそういう形に自然と持っていくけど。)

 

そうなるとキャバ嬢にとってもう客ではなく、「タダのカモ」。ちょろい客になります。

 

夜の街へ通い続ける

会社でボコボコ→味方いない→孤独→キャバ嬢に優しくする→喜んでもらえて自分も嬉し

い→会社でぼこぼこ→リピート

このルーティン入ってしまえばもう手遅れ。しかも、当の本人は孤独と不安で一杯でこの構図に気づいていない。そしてこういうサラリーマンはかなり多い。

 

結局恋愛に発展したのか?

まぁ、しなかったです。笑
結局、相手もこのルーティンに気づいているしカモだと思っているんですよね。

 

キャバ嬢の全員がそうではないのは勿論ですが、相手に尽くすだけの真面目なサラリーマンは彼女たちにとって恋愛対象になりにくいと思います。

 

実際にキャバ嬢と付き合っている男性群を見ると納得します。なんか、浮世離れした様な連中が周りにいるじゃないですか。「こいつこんな髪型と肌の色でどこに勤めてんだろ」みたいな人達。

 

やっぱり住む世界が違うんですよね。

 

自分も何年間好きだったキャバ嬢を偶然街で見かけた時に、そばにいた彼氏のタイプを見て初めからムリゲーだったんだと思いました。(彼女はその時、夜を引退してるので同伴ではないと思います。)

 

いまハマリそうな人達に

転勤、上司との関係、パワハラなどが引き金になり、何かに依存してしまうサラリーマンはい
ると思います。

 

僕もそうです。しかも、やってる最中は充実感があるんですが、終わった後に充実感以上の後悔が襲ってきます。

 

充実感以上の後悔が来るのは間違ったストレス対処法です。僕みたいになっちゃう前に、とっとと回避しましょう。

 

今度はどういう風に貢いでいってしまったのかを書いてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

Top Secured By miniOrange