初めての「カタログ通販」業界

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通販業態は成長市場だが・・

出典元: https://netshop.impress.co.jp/node/5175

ネットインフラの整備、スマートフォンの普及によりECの伸び率は年々上昇。
ジャンルで言えば伸びているのはアパレル、家電、食品関連といったところだろうか。

一方で紙媒体であるカタログ通販のシェア率は下降傾向。
既存顧客の維持に留まり、拡張は難しい様子。
また、中高年層でも以前に比べECでのショッピングを行う人が増え、カタログ通販の厳しい状況は続くと思われる。

カタログ部数削減から、ネット販売強化へ

近年、カタログ通販各社はEC販売強化を図っている。
カタログ雑誌の製作には製作費や印刷コストが非常に多くかかる為、収益改善化を図り、発行部数の削減からECサイトによる販売への移行を進めている。
しかしながらアマゾンや楽天、ZOZOなどの巨大プラットホームが市場を占有しているため、苦戦を強いられている現状にある。

各社ごとに紙媒体やEC販売の他での販売強化を進めており、フジテレビ参加のディノスセシールはテレビの強みであるTVショッピングを通して販売強化を、ベルーナは全国に実店舗を構え、ユーザーが実際に手に取って商品を購入できるようにしている。

各社とも統合により、それぞれが従来もっていた強みを生かし、顧客との接点を増やすオムニチャネルの推進が強化されている。

総合通販と単品通販

これまで紹介しているのは基本的に総合通販といった業態のもの。それとは別に単品通販手法をとる業態もある。

総合通販

商品数を多く持ち、様々なカテゴリー商材を取り扱う。そのため、ターゲット層は広くなる。
基本的に総合通販会社は各ジャンルごとに複数社の問屋を抱え、仕入れ販売する形をとる。
顧客は通販会社が厳選し、コーディネートされたショップから商品を選ぶ事ができる。

単品通販

少ない商材でターゲットを絞り販売する手法。商品数が少ないため、コンセプトが明確になり、顧客にとって選びやすい構造となっている。オリジナル商品や独自性の高い商品を持ち、来客を高めていく必要がある。

主な総合カタログ通販

ベルーナ

実店舗も持ち、商品を実際にみる事が可能な30代~40代の女性中心に人気の通販 。
【ベルーナ】https://belluna.jp/

千趣会

ベルメゾンブランドを展開する大手通販。
カタログ情報をスマホで読み込み購入できる専用アプリ、「ベルメゾンカタログプラス」を配信。
【ベルメゾン】https://www.bellemaison.jp/

ディノス・セシール

フジテレビの情報番組を通じた通販が人気。
【ディノス】https://www.dinos.co.jp/

ニッセンHD

女性向けファッションサイト「Alinoma」を開設。多様なサイズバリエーションが選べる。
【ニッセン】https://www.nissen.co.jp/

フェリシモ

「フェリシモ猫部」など猫好きを対象にしたユニークな事業を展開。
【フェリシモ】https://www.felissimo.co.jp/

カタログハウス

コラムなどコンテンツが充実。
有名人のレビューなども満載。
【カタログハウス】https://www.cataloghouse.co.jp/

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