手当たりしだいまとめ買いした本を紹介①

本や映画

正月前に、「久しぶりに本読もう!!」と思って買いだめした本の一覧です。中古なんで基本的に全部古いですけどね。やっぱり休みにゆっくり読書はいいですよねぇ。学生時代はあんなに時間があったのに 泣 ま、そんなとこで自分が印象に残った文を一部紹介していこうと思います。

 

Contents

「やる気がでない人」の心理学/加藤諦三

有名な加藤諦三さんの本ですね。

ある場面で学習した絶望感、無力感は他の場面へも転移して、その人の全人格全体に影響を及ぼすということである。

 

特に幼少期などにこれを経験してしまうと、やっかいな事になるそうです。

 

僕もあります。どんなに野球を練習してもよい結果を出す事ができず、中学、高校と年齢が上がるにつれ「なにやっても出来んわ。」状態になっていました。

 

これは多くの人にある経験だと思います。
これは心の処方箋といった感じの本でしょうか。
「もう一度別の角度から考え、がんばってみよう」と思える本です。

大人失格 子供に生まれてきてスミマセン/松尾スズキ

劇団大人計画主宰の劇作家であり演出家の松尾スズキさんの本です。エッセイです。

 

「この中にどなたか大人の方はいませんか!?」などど聞かれ「はい!私が大人です」と躊躇なく答えられるような、そんないさぎよい、なんというか、まったいらな大人には、なかなか出会えるものではない。

 

はじめから文章が面白いです。さすが劇作家です。普通の人が考えない視点から物事を考えるなぁと思います。

 

「あ~、確かに!」て思わされるストーリーが結構あります。

現代野蛮人入門/松尾スズキ

これも著者は同じ、松尾スズキさんです。

「俺にまで良識を求めるのか?」

 

私が良識を語って誰がおもしろがってくれるのでしょう。他にもいっぱいいるじゃないですか、良識の上手な人が。

 

ちょっとしたおもしろ話として、松尾さんがツイッターに投稿したら軽い炎上が起こり、パッシングを受けたそうです。

 

松尾さんって、そもそも「面白い文章や発言」を世にだしてなんぼの人。

 

こういう芸術家にまで「良識」を求めてしまうと、おもしろい本や舞台、映画作品なんてつくれないよぁと感じました。

 

 

他人を攻撃せずにはいられない人/片田珠美

職場や学校などにいませんか?人の批判ばかりして、評価を落とさせたり、人間関係をわざとこじらせようとする人。

 

パワハラをする人はまさにこの「他人を攻撃せずにはいられない人」だと思います。

 

他人を攻撃する人の7つの武器

  1. わからないふり
  2. 他人のせいにする
  3. 非難に動じない
  4. 疲弊させる
  5. 他人の価値を無視
  6. ズレ罪悪感をかき立てる

 

パワハラや他人を攻撃する人達は、この7つの手法を巧妙に使ってくるそうです。
本書では、さまざまな例をあげて詳細に説明されています。

 

他人を攻撃する人やパワハラ上司がどんな思考なのか把握してもいいかもしれません。

理屈はいいこういう人間が愚かなんだ/大島渚

「愛のコリーダ」や「戦場のメリークリスマス」等で有名な映画監督、大島渚さんの著書です。

私の青春は、高校、大学と、何をやってもうまくいかなかった。当然、就職できるだろうと思っていた幾つもの会社に落とされた。卒業間近になって採用された、松竹大船撮影所へはいったが「なぜ、大学まで出た俺が、こんな雑用ばかりやらなきゃいけないのだ。なぜ、俺が映画なんかをつくらなければいけないのだ」と、苦しんでいた。

 

これはめちゃくちゃびっくりしました!!
あの大島渚も就職面接で落ちてるのか!と。

 

いやぁ~、採用面接官なんて人を見抜けないんですねw
大島渚さんなら、たとえどの業界にいっても実績をだせる人間だと思うんですけどね。
僕が就活している時、会社側に「何年も人事やってると学生の資質を見抜くことができるからね。」とよく言われました。
その時から、人事ってなんて傲慢な奴が多いんだと思っていたのですが。

 

やっぱり見抜けるはずなんてないですよね。

 

しかも、就職後も大分葛藤していたようですね。

大島渚監督に興味のある人や映画監督を目ざしている方は是非一読を。

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